たくやんのきまぐれ


2003年11月23日   〜温泉〜

 この3連休、気温は低いが天気はいいので、3家族でピクニックに行くことになった。
 目指すは志摩町役場隣の公園。
 急遽決まったこの企画なので、弁当持参ではなくパンを買って食べようとなった。
 
 現地までの道のりは、天気もよく、最高のピクニック日和だ〜と心弾む。
 現地近くで3家族は合流し公園へ。
 ブルーシートを広げる芝生の所まで行ってみると、北風が冷たい。
 ここは、海の近くで、内陸地より2〜3度は気温が低そう。
 しかし、せっかくパンを買ってきたので、半ば強制ピクニック。
 
 足早に昼食を済ませ、公園で野球をしたりサッカーをして遊んだ。
 体は温まるが、相変わらず北風は冷たい。
 
 その後、温泉に行くことにし、一路○○○温泉を目指して出発。
 到着して受付についてびっくり!なんと、入浴料大人1200円、子供600円と表示されてある。
 さぞかしすばらしい温泉だろうと一瞬思ったが、3家族目が合い「どうする?」の声。
 やはり皆考える事は同じの様だ。
 3家族の入浴料は以下の通り。
 
 大人2人、子供1人の我が家の入浴料金は、締めて3000円。
 大人2人、子供1人のT家の入浴料金も、締めて3000円。
 大人2人、子供2人のM家に至っては、締めて3600円。
 3家族で9600円。温泉屋が儲かる訳だ。

 誰からと無く、靴を履きだして外へ。他の温泉に行くことに。
 続いて目指した温泉までは峠を越えて車で20分かけ到着。
 通常大人500円だが、夕方5時からは400円との表示。
 子供料金に関しては200円だった。みんな嬉しそうに、3回も入れるとか言いながら入浴。
 風呂上りの団欒のあと、そろそろ出ようかの声で、食事をしに行くことにする。
 受付の前を通り「ありがとうございました〜」の声。「いえ、こちらこそ」1家族1000円〜1200円
で済んだので、皆満足して出ようとしたその時。。。

 ん?私の下駄箱の鍵がない。嫁さんに預けたか?違うようだ。急いで脱衣所に戻るが見当らない。
 受付に申し出るが、紛失の場合、キーシリンダー交換になりますので2000円払ってもらいますとの事
 2000円も?確かに下駄箱の隅の張り紙にもそう書いてあった。
 もしここで2000円払ったら、ここでの入浴料と合わせて3000円になる。
 3000円とは、料金が高いから出てきたさっきの温泉の入浴料と同じになるではないか!
 峠を越えて、この温泉まで来た意味がなくなる。
 どうする。さっきの温泉と一緒の入浴料にはしたくない。やはり正直者になるとバカを見るのか?
 そう思うと次の瞬間、バカにはなりたくなかったので鍵を探すのは諦めた。
 
 車の中にもう一足靴を積んでいたことを思い出し、友達にそれを持ってきてもらった。
 その後、受付の方には「スミマセ〜ン、キーありました。ご迷惑掛けました」と車の中から持ってきて
もらった靴をわざとらしく見せながら言ってしまった。
 受付の方は、「あ〜よかったですねぇ〜」と心から言ってくれてた。心が痛い。しかし3000円も痛い。
 
 今までは、下駄箱に書いてある「キーを紛失したら」の注意書きに、なくすヤツおらんやろ〜と思ってた。
 まさか自分が。。反省します。
 

2003年11月13日   〜夕日〜

 久しぶりにいい天気だった午後3時、急に思い立ち、夕日を見に行くことにした。
 
 何処に見に行こうか?やっぱり海やね。水平線に沈む太陽がいいねぇ。
 えっと、自宅から夕日スポットまでは1時間半ぐらい、最近は6時には暗くなってくるけん、
3時半に出発して、5時には着くやろう。との事で早速準備。
 自分なりのシチュエーション演出を考えた。夕日見ながら何しようか?温かいコーヒー飲
みたいね。じゃあ、水とバーナー持って行って沸かそう。
 
 準備が整い出発。しばらくすると何だか小腹が空いてきた。
 せっかくお湯沸かすけん、カップラーメンでも買っていこうか。そう思い、日没時間まであま
り時間が無いので、現地の近くのコンビニで買うことにした。
 
 順調に走っていると峠にさしかかり、前方の車がやけに遅い。
 業務用のワゴン車で「○○ケアセンター」と書かれていた。よく見るとかなり高齢な方が何人も乗
っている。 多分、送迎中だったのだろう。
 どうしようか、追い越していこうか?とも考えたが、よりによってその送迎車は2台連なって
走っていたのと、対向車が多いので抜くに抜けず、もし追い抜いて行ったとしても、送迎車に乗って
いらっしゃる高齢者の方々がびっくりして容態が悪くなるかもしれないと思い、しばらく35キロ走行。
 夕日を気にしながらコンビニでラーメンも買わないかんしと、少し焦り気味。

 その車が左折した。前が空いた。よっしゃ〜!我慢していただけなのに、何故だか妙にいい事を
したような気分になり一人で喜んだ。
 
これでもう大丈夫やろ、そう思い目的地へ急ぐ。
 目的地へ近づき、それではカップラーメンの調達と思い、コンビニを探すも見当たらない。
 少し走ると○○商店があったが、何となく商品が古そうなのと、コンビニでのカップラーメンは
143円とわかっていたので、定価販売であろう商店では小さな損をしそうだったのでやめた。
 
 意地でもコンビニだ。と思い、さらに探すことに。
 だんだん日が暮れだすのと、目的地から離れていくのが気になりながら、ようやく調達完了。

 目的地へ急ぎ、ようやく到着。自宅からここまでかかった時間は2時間。30分読み間違えた。
 急いでカップラーメン&コーヒーの準備にとりかかり、お湯を沸かし始めた。
 お湯が沸き、ラーメンとコーヒーを作り食べだしたが、ラーメンにコーヒー。何だか違う。
 夕日を見ながら、ラーメン食べながら、コーヒー飲みながら、写真を撮りながら。
 日没までのこの10分間がやけに忙しかった。
 
 間もなく真っ赤な太陽が沈んでいった。感動の一瞬だ。
 余韻に浸る間もなく、辺りが急激に暗くなり始め、急いで片付けはじめ、少し孤独を感じた。

 ここまでの2時間半は、この一瞬の為に。
 そう自分に言い聞かせて、納得させて家路を急いだ。
 
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